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水玉

整形外科とは?

ORTHOPEDICS

整形外科は、脊椎と四肢の疾患と外傷を扱っています。脊椎疾患(腰痛や坐骨神経痛、下肢のしびれなど)や四肢(膝関節や肩関節など)の疼痛には、治療に適した時期がありますので、その時期を逃さないように早目に診察を受けましょう。また外傷(打撲、捻挫、つき指、切り傷など)では骨折が潜んでいることがあり、受傷後数日以内の受診を勧めます。

整形外科

整形外科1

TREATMENT

整形外科での治療

捻挫

足関節捻挫

捻挫が最も起きやすい関節は足関節で、足首を捻り、靭帯を損傷したものを足関節捻挫といいます。診断は診察とエコー検査などで行います。受傷から2日間の局所冷却(1日3回、1回10分)と2週間のテーピング固定だけで治ることが殆どです。受傷初期は局所安静が必要なので、早期からの無理なリハビリは有害です。自分で行うストレッチ程度は良いでしょう。冷却にはケーキなどに付いてくる保冷剤(アイスノン)が便利です。なければ洗面器に水を入れて冷やしても良いです。スポーツ用のものがあればベストです。打撲や捻挫をした時は湿布は貼らないで下さい。湿布を貼ってかぶれると、テーピングやギプスが巻けないこともあります。また、かぶれて赤いのか、外傷で赤いのか判断に困ることがあり、誤診の原因となります。温泉も急性疼痛期はダメです。迷ったら、何もしないか、冷やすだけで受診して下さい。

骨折

骨折、脱臼

当院では、殆どの骨折をギプスではなくシーネで治療しています(本ページ上方の写真参照)。シーネはギプスを半分にしたもので、局所を観察でき、上手にすれば固定力はギプスと変わりません。一定の固定期間を過ぎれば、自分で外して入浴することも可能です。橈骨下端骨折(手首の骨折)の場合、当院でのシーネ固定は3週間と短いですが、成績は良好です。

関節痛

関節痛

関節痛で最も多いのは、変形性膝関節症による膝関節痛で、肥満や加齢による軟骨の摩耗が原因です。治療はヒアルロン酸の注射、減量などです。

膝は外傷も受け易く、膝を捻って、靭帯損傷や半月板損傷を来すことがあります。これらが疑われる場合は、膝を支柱付きシーネ(下の写真)で固定します。シーネは自分で外してシャワーを浴びることも可能です。

支柱付きシーネで固定した膝

膝以外では、肩関節痛が多く、皆さん五十肩を心配して来られますが、五十肩であることは少なく、腱板炎や腱板断裂であることが殆どです。腱板は肩を挙げる腱で、腱板炎や腱板断裂は、肩を挙上した状態で使い過ぎた時(頭上動作)や、手をついて転んだ時などに起きます。年齢と共に腱板は脆くなり、高齢者では知らないうちに腱板が切れていることもあります。診断は「整形外科領域の超音波検査」のところにあるように超音波検査で行います。

肩の痛み

肩こり、腕や手のしびれ

頚~腕~指にかけての神経は頚椎から出ています。従って、頚椎にヘルニアなどがあって、それらが神経を圧迫すると、頚~腕~指にかけてのしびれや痛みが出ます。頚椎をそらす動作(理髪店の髭剃り、うがい、自転車など)で頚~腕~指にかけての症状が悪化することが多く、頚部痛の部位は、下図の青丸のように肩甲骨内縁に沿っていることが殆どで(出雲弁で「けんべき」)、図では麻酔薬の注射をしています。

麻酔薬の注射

頚部痛だけでなく腕~指の痺れや疼痛が出る場合は、下図の赤の範囲(私の腕です)のように、前腕から親指、示指にかけて痺れる事が多いです。

腕の画像

それに対して、下図のように、親指、人差し指、中指の先がピリピリと痺れる場合は、手根管症候群を疑います。これは手首で神経が圧迫されて起るもので、手の使い過ぎによって起こります。頚椎由来のものと違い、手根管症候群では頚や腕の症状はなく、指の症状しか出ません。

腕の画像

腕や手のしびれの原因としては、頚椎由来のものと、手根管症候群で9割を占めます(両者の合併例も多い。double crush syndrome)。それぞれに治療が異なるので、腕や手のしびれがある場合は、受診して的確な診断を受けて下さい。

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岡本整形外科医院

TEL:0852-27-2200

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